NO.2 (平成4年9月)

 後援会の皆様には御健勝の事とお慶び申し上げます。
 皆様のお力添えで議席をいただきまして一年と三ヶ月余が過ぎました。御期待に沿うよう努めております。
 去る五月十七日、初めての市政報告会を開きましたところ、ニ〇〇名を越える御参加をいただき、盛会裡に終ることができました。
 皆様と久し振りにお会いでき、いろいろと御指導をいただき、有益な会でした。ありがとうございました。
 さて、本年度予算は一般会計が総額一五九ニ億円であります。
 市税その他の収入である自主財源の歳入に占める割合は、59.2%で市債(借金)、地方交付税、国庫支出金など依存財源が47.5%となっています。
 歳出につきましては人件費、扶助費、交際費などの義務的経費が53.7%で投資的経費はわずか14.9%であります。
 都市の財政力指数や、個人住民税額、自主財源比率、投資的経費比率など12項目の個別財政指標のランキングを46県庁所在地で比較しますと、長崎市は46都市の中で46位であります。
 長崎市の低迷はこの数値を見ても明らかなのであります。
 この様に低迷し、硬直化した財政の構造の打破には経済の活性化は不可欠の要素であります。
 私はこの点に着目し、この一年余の間に三度一般質問に立ち、経済活性化に向けて、企業誘致、地場産業の育成、交通問題等都市基盤の整備、観光行政の充実など主張してまいりました。
 理事者の答弁に納得できない点も多々あり、これからもこれ等の問題解決のために頑張ってまいりたいと思っています。
 御叱声、御指導を心からお願いを致しまして御報告とさせていただきます。

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